天使ミカエルは、剣と天秤を持ち、神の制裁を代行して死後の魂を天秤にかけて裁きます。
良い魂は天国へ昇り、不浄な魂は地獄へ送られます。
また勇敢な戦士でもあり、堕天使ルシファが龍に変わり天界や人を欺き荒らしたときも
剣をとって戦い、コキュートスの地獄に封印しました。
受胎告知で、ゆりの花を持つ天使ガブリエルがメッセンジャーであれば、
ミカエルは力と制裁の剣士です。
新約聖書にはヨハネの黙示録という項があり、人類の終末が書かれています。
神様の教えを聞かず、あらゆる退廃に包まれた世界を見て激怒され、
その怒りが収まらず、天使たちに命令して、この地上を何度も焼き払い、
悔い改めない人を次々に殺してしまう、壮絶なお話です。
この中で天使たちは、忠実な神様の使いとして命令を断行していきます。
普段、私たちを見守っている天使たちとは思えない形相で地上を焼き続けます。
人類の終末について語られることは、歴史の中で何度もありました。
そのたびに悔い改めて、町を国を守ろうという運動がおきました。
そういった意味で、秩序を守る約に貢献してきたと思えます。
しかし、最近、世界の歯車が少し変です。
地球の資源は人間のエゴにより無作為に消費され、
地球上のあちらこちらで争いが起きて、住む家や家族を失い、
今日、食べるものが無くてたくさんの人が死んでいき、
その一方では食べきれないほどの食べ物を腐らせ捨てている。
一部の潤った人間は、地球の環境を悪化させ、
動物たちの住む環境を奪っている。
神様が見ていたら御怒りになっているでしょうね。
REVELATION
怒りが満ちる前に変えなければならないのは、私たちの意識なのでしょうか・・