Neo Gothic Supervision 趣旨と理念について

 

 

15世紀、ゴシック期以前の絵画はキリスト教をわかりやすく文字の読めない人たちにも伝えるために、主に修道士が描いていました。
そこに描かれる世界は慈悲や慈愛であり、修道士たちは黒死病や長期化する戦争を憂い、救済の為に描きました。

それは当時の作品からも、単純に民衆の幸せを願って描いたと思えます。
その後、絵画は芸術へと転換していきます。
同時に伝えるべきメッセージも変化していきました。


ネオ・ゴシックとは
 
アーティストは創作物を生み出す能力を持っている。

伝える技術ももっている。

 

この力と術を中世修道士の精神に立ち返り、現在に「優しさや思いやり」を伝えることは出来ないのでしょうか?

これはキリスト教にこだわったものではなく、個人の考える道徳感でもいいです。

 

全く倫理観のない原始民族が、共同体として生きるすべ として培ってきた精神的教養を大切に守っていきます。

 

思いを伝えるためにテキストや作家の声、音、映像を使うことも考えています。

展覧会だけではなくWebで幅広く配信して行きたいと思っています。

 

 

私自身は未熟であるのでテキストを使って表現しています。

これを見た人が、「家に帰ったら優しくしよう」とか、大好きな人を思ったりとか、ほんの少しやさしい気持ちになれると嬉しいと思います。